こんにちは、やまざき歯科医院です。
歯周病は、口の中の健康だけでなく、全身の健康にも影響を及ぼす可能性がある病気です。しかし、その原因や発症メカニズムは一般的にはあまり知られていません。歯周病は、歯周病菌と免疫のバランスによって発症する病気であり、その予防には日々の生活習慣の改善が不可欠です。
この記事では、「どうして歯周病になるの?」という疑問に答えるため、歯周病の原因や予防方法、そして全身への影響について詳しく解説します。
歯周病の原因は、主に「歯周病菌」と「免疫」のバランスによって決まります。口の中に存在する歯周病菌は、一定の条件下で増殖し、体の免疫システムが過剰に反応することで歯周病が発症します。
まず、歯周病菌について理解することが重要です。歯周病菌は、私たちの口の中に存在する微生物の一種で、通常は問題を引き起こしません。しかし、口の中の環境が変化し、歯周病菌が過剰に増殖すると、歯周病のリスクが高まります。お口のケアが不十分であったり、食生活が乱れていたりすると、歯周病菌が増えます。
次に、「免疫」の役割について考えてみましょう。免疫システムは、体を外部からの侵入者(病原体)から守るための防御システムです。歯周病菌が増殖すると、免疫システムはこれを異物と認識し、反応を起こします。しかし、歯周病菌の増殖が一定のレベルを超えると、免疫システムは過剰反応を起こし、歯や歯茎を攻撃するようになります。これが歯周病の発症につながります。
さらに、歯周病の発症には生活習慣も大きく関わっています。喫煙、不規則な食生活、ストレス、睡眠不足などは、歯周病のリスクを高める要因となります。これらの生活習慣を改善することで、歯周病の予防につながります。
以上のことから、歯周病の原因は「歯周病菌」と「免疫」のバランスと生活習慣によるものであることがわかります。口腔衛生の維持と生活習慣の改善を心がけることで、歯周病の予防につながります。
歯周病菌は、空気が触れない場所、特に歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)に生息する嫌気性菌です。これらの菌は、空気に触れると死んでしまうため、空気の届きにくい歯周ポケットが理想的な生息地となります。
健康な人の歯周ポケットの深さは通常2~3mm程度で、歯周病菌が留まるとは考えにくいです。しかし、お口のケアが不十分な状態や不規則な生活習慣が続くと、歯茎が炎症を起こし、歯周ポケットが深くなり、歯周病菌が増殖しやすくなります。
歯周病菌はまた、バイオフィルムと呼ばれる保護バリアを形成します。このバイオフィルムは口の中ではプラーク(歯垢)と呼ばれ、歯にぴったりと付着します。プラークは時間とともに硬化し、歯石となります。歯石は歯ブラシでは取り除くことができず、さらに新たな菌の付着につながります。
歯周病に対する免疫は、先天的要素と後天的要素の2つによって決まります。先天的要素とは、遺伝的に歯周病になりやすい体質を指します。
一方、後天的要素とは、生活習慣や環境による影響を指します。これらの要素が組み合わさることで、個々の歯周病への抵抗力が決まります。
歯周病に対する免疫は、先天的要素と後天的要素の2つによって決まります。先天的要素とは、遺伝的に歯周病になりやすい体質を指します。一方、後天的要素とは、生活習慣や環境による影響を指します。これらの要素が組み合わさることで、個々の歯周病への抵抗力が決まります。
ここまで読んでいただくと歯周病と身体全体の健康は関係性があるといえるでしょう。歯周病は生活習慣病の一つであり、発症する原因も様々です。そのため、生活習慣に気をつかうことが歯周病治療の一つといえるでしょう。
また歯周病の中には、気管支から肺にたどり着くものもあるといわれており、誤嚥性肺炎の原因となっています。歯周病の予防・治療を行うことで全身の様々な病気のリスクをさげることが可能です。
歯周病の原因は主に歯垢や歯石の蓄積による細菌感染です。これにより歯周ポケット内で炎症が発生し、バイオフィルムが形成されます。
また、個人の生活習慣も影響を与える場合があります。定期的な歯科健診と口腔ケアが予防に重要です。さらに詳しい内容について知りたい方は、やまざき歯科医院にお問い合わせください。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
午前 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午後 | ○ | ○ | ○ | × | ○ | △ | × |
午前:9:30~13:00
午後:14:30~18:00
△:9:00~13:00/14:30~17:00
休診日:木曜・日曜・祝日